稽古日誌

【週に1回の稽古の方へ】社会人に稽古不足はない!量より質を高めていこう!

わたしは仕事の都合もあって週に1回もできれば最高だな、と思いますが、強く正しい剣道を目指すとなると稽古量はどう考えても足りません。

 

 

ある時期ですが「こうなったら実業団剣道部がある会社に転職したら間違いなく週に1回できるんじゃないか!」と思って真剣に検討したことがありましたが、実業団に所属の方々の大半の方はわたしと変わらない稽古回数のようです。

 

 

…しかし、それでも不思議なのは、学生時代の剣道よりいまの剣道の方が明らかに強く正しくなっているな、と感じるんです。学生時代は週に5回の稽古回数が現在ではせいぜい週に1回。なのに、なのに幸いにも自分の剣道に変化を感じられることが出来ています。

 

 

決して技術面の話でなく数少ない稽古でもどこに意識を向けるかが大事なのかな、といった感想です

 

 

稽古回数が少ないから強くなれない!と嘆いている方必見ですよ!

 

剣道は年齢が経てば弱くなるのか

触刃の間から面が当たらなくなってきたな

筋力が落ちてきたから合い面で勝ちづらくなってきたな

 

 

わたしの周囲にも実業団で剣道をやっている人は何人もいますが、彼らと話したところ、週に1~2回の稽古、しかも地稽古中心の剣道をされている方は27歳くらいから体力の衰えを感じるよね、という結論になりました。わたしはもう少し早く25歳くらいからそれを感じました。

 

 

「体力の衰え」なんて言い方をすると目上の方からすごい怒られそうなのですが、これは本当にそう感じるんです。今まで出来ていたことが出来なくなってくることを衰えと呼ばずなんと呼べばいいでしょうか!

 

 

どんな時に衰えを感じるのか。

例えば、イメトレの中の自分は触刃の間から打突を行っていますが、実際は中々届かない訳です。そんな時は「このあいだは偶然調子が悪かっただけで今度はいけるさ」なんて思いながら、イメトレの中の自分は遠くから跳べていたあの時の自分の剣道に設定をしているままです。

 

 

 

そして稽古に臨むものの、やっぱり跳べない。そういえば竹刀も重く感じるし…。ああ、おれスランプだ…。

 

 

わたしもそうですが、身体能力ありきの剣道から脱却できない社会人剣士ってすごい多いんですよ。特に学生時代から剣道を続けている人はそうなりがちですね。

逆に社会人になって剣道を始めた方はもともと体力任せな剣道ができないからけっこうきれいな剣道をされる方が多いんですよね。

 

 

これで剣道がつまらなくなってしまうのはなんだかとても寂しいことです。ちなみに「スランプは99%の人間が気のせいだ」という持論があります。よろしければこちらもご覧ください。

http://kenngaku.com/2018/03/08/%E5%89%A3%E9%81%93%E3%80%80%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%80%80%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97/

 

 

 

さて、わたしもこの悩みに陥り4年間くらい剣道がつまらないな、という思いがありまして。

 

 

でも、ある時なんですが思考の向きが自分に向いていて、相手に向いていなかったことに気付いたんです。

剣道で元立ちは格上が務める理由

高段者になる条件として「打たせ上手であること」と師匠から教わったことがあります。

 

 

例えば、師匠が攻め気でいるのに弟子が一つ間を置いて打とうものなら、師匠は瞬時に面を打ち抜きます。それは攻め方を間違えていることを実際に打ち抜くことで伝えるためです。逆に師匠が攻め気を弱くして面を打ってくるよう仕向けているのに弟子は小手を打ちに行く。

 

 

つまり、上手は下手の心理に合わせて「よし、良い攻めだから打たせよう」「そんな弱気だと機会を掴めないぞ」と機会を捉える稽古、諭す剣道ができないと弟子が育たないんですね。だから日本剣道型では打太刀は上手が行うことになっています。

 

 

 

そこに気づいてからは、自分ではなく相手「この人、打ちたがってるな」「この人守りたがってるな」というのをしっかり構えて感じることだけに全集中力を注いでいます。それまでは「左足をしっかり踏み切って…」とか「右手が強くならないように…」など意識していましたが、それも止めました。とにかく相手のことだけを考えるようにしました。

 

 

年齢が重なれば今まで出来ていたことが出来なくなることもあるでしょう。ですが、剣道は寛大で、その年齢に応じた剣道の価値観が用意されています。大事なのは、その年齢、環境に応じた剣道をするために、考える剣道が出来るのか。少なくともわたしのつまらなかった4年間は考えていることはしていなかったと思っています。

まとめ

たとえ週に1回の稽古でも、いかに1回の稽古で反省や課題などを発見することが出来るのか。我々市民剣士が上達する手段はこれに尽きると考えます。

 

 

これまで

 

量×質=実力

4×1=4

 

なら

量×室=実力

2×2=4

 

にしていこう、ということが社会人の剣道家に求められている、という話でした。