稽古日誌

剣道で返し胴や抜きを打つタイミングに困ってます

返し胴。と言われてみなさんは何を想像しますか。

 

 

高段位の方が若者をいなすための技?

「返し胴に逃げやがって!」と怒られる技?

あまり積極的に見えないような技?

 

 

以前の私は返し胴が技の組み立ての一つにありました。わたし、身長が180㎝あるのですが、わたしの動きに合わせて面を打とうとすると上体が残りやすいので、実は結構決まりやすい技でした。

 

 

 

 

ですが、この1~2年くらいで私の剣道ががらっと変わりまして。返し胴などの応じ技に居着いたところを飛び込み面で有効打突にすることが多かったのですが、最近は飛び込み面に加えて合い面や出小手、とくに相手が出ようとする「先々の先」になる瞬間を捉えられる剣道になってきた感があります。

 

その反面、胴を打つ機会がめっきり減りました。というより「後の先」の技をしかけるタイミングが見当たらなくなりました。もともと上手くはないですが擦り上げ技もやはり使うタイミングがわからないです。

 

それが良いんじゃないか。そう思ってた時期がありました。現に全日本選手権などで相手を引き出して勝つような機会はあまり見かけないですし。考えてみれば実力者がやすやすと不用意な打突をすることも無く。

 

 

なんですが、剣道日本でインタビューをに応じられている先生方の声を聞くと、意識的に胴技を使っている、というんですよ。

 

 

 

「剣道日本」2016年11月号の特集は「溜め」。そこに埼玉県警の米屋先生がお話をされていたのです。

こちらの攻めに対して、相手が面を合わせてこようとしたら返し胴で対応する「最近は“後の先〟の返し胴をよく使うようにしている」とも

 

 

いったいどういうことなのか…。7段になったつもりで考えてみたところ、相手を形無しにした証が返し胴での有効打突なのかと。

 

 

先ほどの通り、腰から下がしっかりした方から返し胴をとるのは簡単ではない。下半身がしっかりしていればいわゆる「バンザイ面」にもなりづらいです。

 

 

ということは技を繰り出す前の攻防で「この人、面が怖い!」と思わせることができれば、へっぴり腰で面を打ってくる。そうなったからこその返し胴…。

 

つまり、技の結果に着目するのではなく、技の前に着目し、そのあとの立ち合いの運び方の参考にすべし、という意味なのではないでしょうか。

 

これは仮説ですが、当たっている気もする。一度恐怖心を抱いてしまったら立ち合いの最中で回復するのは簡単ではないのはご存知の通り。

 

 

みなさんはどう思いますか?