稽古日誌

剣道でよく言われる剣先の威力がわかるまで20年かかった話

本当に最近の話です。

 

 

どうも、ちょんです。

 

 

今月の剣道時代、2018年2月号の特集は「剣先に威力をつけよ」。

表紙

 

 

攻めの強さを生み出すために剣先から攻めをつたえることを意識すると良い、ということをインタビューの先生方は仰っていました。

 

 

…しかし、剣先の威力って感じたことありますか?恥ずかしながら、わたしは最近、剣道始めて21年目ですが、ようやく最近「この先生の剣先が邪魔だから打ち込みづらいな」というのがわかってきました。

 

 

剣道のやり方が変わってきたからなんだと思います。

自分がされて嫌なことは相手にするな!と幼稚園の時に教わったことを覚えていますが、まさにその通り。これまでのわたしの剣道はとにかく素早く打ち込んでくる剣道をされるのが苦手でした。学生時代から学生剣道が苦手でした。

 

 

この2年くらい前から「作り」とか「攻め」とか「溜め」とか剣道の本質のところを意識するようになってから「えっ、今打ってくるの?」という驚きに慣れさえすれば学生を相手にするのが怖くなくなりました。

 

それからですね、相手の味方が少し変わってきました。例えば、剣道の本質を理解しようとすると「三所避け」が出来なくなりました。なんと言うか、これをすると積み上げたものが崩れていく感覚なんです。立ち合いから攻防を意識して相手との関係を積み上げていたはずなのに、防御をすることでこちらが不利の感覚になります。

 

 

これはある日の高段者の先生から教わりました。わたしが、思わず三所避けをすると、その後の先生が猛攻を取られてわたしは手も足も出なかったです。

 

その稽古を頂戴をしてから、別の方と稽古をしたとき、その方が三所避けをしました。その時、先生が猛攻をされた理由がわかりました。三所避けは防御力が高そうに見えますが、相手が応じられないので怖くないんです。怖くないので余裕が生まれ、打てる部位がどんどん見えてきます。三所避けは相手を大きくして自分を小さくする行動と解釈しました。

 

 

 

剣先が意識できると、高段者の先生方の凄さがわかりました。

今回の剣道時代のインタビューに応じられた中京大学教授の林邦夫先生は、剣先は「強い」ではなく「活きている」という言葉がしっくりくる、と話されていますが、本当だと思います。剣先が強い人はどちらかと言うとまだまだ現役で試合に出られている方のイメージ。高段者の先生にお願いをすると、間合いの攻防では掴みどころがない柔らかな剣先なのが、攻めを見せた時は力強さを表現し、かと思いきや柔らかなまま〝スッ〟と入ってきて自然に打ち込んだりと、状況に応じて剣先の存在感が変わるのは「強い」のではなく「活きている」のだと。

 

 

いやー、この境地には達してないですね!今の私が柔らかな剣先を意識してると、ただ剣先が弱いだけで打たれ放題になりそうです!しかし、このことすらわからなかったのが今までのわたしだったので、理解できただけ良しとします!

 

 

まずは基本に忠実に攻めのを意識した剣先を心掛けたいと思います。