稽古日誌

女性剣道界の発展のために男性剣道界が変わらないといけない

生意気なことを言います。

 

どうも、ちょんです。

 

 

最近、自分の剣道以外に他人の剣道というのがすごい気になる様になりまして、地稽古を待っている間に見取り稽古をしようと思って実践しています。

 

 

どの道場も、婦人部など専門が無い以外は、女性より男性剣道家の方が多いとして、すると自然と女性は男性に稽古をお願いすることになります。女性の方も高段位の方にお願いすると思うので、もちろん稽古の相手も男性の高段位の方になります。

 

 

 

ある日、ふと地稽古の風景を見まわしていたのですが、女性の方は積極的に打ててないんですね。高段位の方にかかるということは自分の攻めを試すという意味だと思うのですが、やはり男性相手なので物理的にも心理的にも積極的に打てないのでしょうか。

 

なので、ほぼこんなパターン。

両者見合う⇒間合いの攻防のように見えるが、女性の方は仕掛ける・攻めるの剣道ではないため、実質は待ちの剣道⇒高段位の方はそれに気づいているので、仕方なく打突⇒女性は出小手や返し胴。

 

 

相手の心情を攻める剣道ではないため、待ちの剣道では発展が難しいかもしれません。

 

なぜ、女性の剣道は攻めが無いのか

これは、日ごろの稽古をお願いする方が高段位の方になってしまうからだと感じました。時々、齢70を過ぎた方でもとんでもない攻めの剣道を展開される先生もいらっしゃいます(以前、その方に理由を伺ったところ、体力維持とボケないために自分から仕掛ける!とおっしゃっていました)。

 

が、通常の高段位の方の剣道は引き出して打つ、なので、理想の剣道も自然と普段からお願いする先生の剣風になると思います。

 

 

いきなり頂点の剣道を目指してしまうとしっくりこないのではないでしょうか?もちろん、高段位の先生方は技を繰り出す前を意識することを通り越して、もはや気位で剣道をする方が殆ど。あの持田盛二先生ですら、剣道の基礎を習得するのに50年かかったと仰っているくらいなので、普通の高段者ではその域に達するのは難しいはず。

 

なので、攻めてないようで尋常ではない攻めがそこにあるんですよね。余談ですが、わたしも先日1カ月ぶりくらいに稽古をしまして、久々に教士八段の先生にお願いしたのですが、やっぱり引き出す剣道が芸術と思えるくらいすごかった。

 

 

 

 

指導者は女性剣士とどのように向き合うべきか

剣道人口の比率で行くと、女性は男性との稽古になるのはやむを得ないと思いますし、そこを完全に別にすることは剣道の意義にそぐわないことになります。

 

なので、男性側が引き立てる剣道を展開しないといけない。それこそ、女性が攻めてこないならとことん打たない。なんなら両者お互いに打突をすることなく稽古が終わっても良いと思います。男性が強引に攻め込んでも女性の為になりません。そうして理合いの剣道に触れられると女性の価値観が変わるかもしれません。

 

 

 

女性側でできることはあるのか

あります。

 

ひとつは、高段位の方たちだけでなく、中年層の男性とも稽古をすること。3~5段の場合、理合とは別の打突を繰り出すことがあります。そういった「打つべき時でない打突」をしっかり処理できる練習を高段位の方以外で積むと攻めが見えてきます。こういった御相手なら、少しの攻めで反応をしてくれる可能性が高いです。なので、仕掛けて崩すをの感覚を会得するためにぜひ高段位の方以外とも稽古をしてもらいたい。

 

もうひとつは、子供に指導をすること。教えることで自分が剣道を理解しているのかを確認ができる上に、無駄うちを諫める意味で応じ技、相手を引き出すことに専念できます。

 

 

 

以上のように、両者が意識を持って剣道に接点を持っていけば、女性はもちろんのこと、男性剣道界も、一つ上の剣道に振れられるものと考えます。