稽古日誌

一足一刀の間合いから下がって避けるのは自責出来るので相手より自分の内容を反省したい

理想としては、相手が仕掛けよう・打とうとしてきたところを乗って打つ、応じるなどで対処できる方が良いのは明白です。そして、下がって相手の打突を交わす、というのは自分の間合いだけでしか勝負が出来ない、という意味では戒めるべきところです。

 

 

絶っ対に自分の間合いでしか勝負をしない、と徹している最前線の選手も知っていますし、八段の選手も存じておりますが、相手の攻めに対処できるのに越したことはないはずです。

 

 

その考えが一般的だからか「下がって避けちゃいかん!」と言ったご指摘を耳にしたことはありませんか?それ自体はその通りなのですが、これは下がった人よりも、下がる隙を与えてしまった仕掛ける側に問題があるのではないかな、と思います。

 

 

なぜ、間合いを外すことができたのか

そうなんです、視点を変えて「なぜ相手は下がることが出来たのか」で考えてみると

 

1、「相手が打ってくる!」と感じ取れたから

「色」の画像検索結果

言い方を変えると「攻めに色がついている」から、相手に下がる隙を与えているのかと。「色の無い攻め」とは、攻める瞬間がわかならい状態を指し、「えっ、あっ、打たれた…」という感想を持ってしまう状態のことです。高段位の先生方が得意とされるところです。

 

構えから違うんですよね。まだ試合や審査を意識される方は、構えに強気が見えるので、対処の方法もわかるのですが、7段や8段の先生になると、一見すると構えがフワフワしてるんですよね。なんかイケそう、と思って仕掛けてみたら、なぜか意外と攻めきれなくて。でも気づいたらわたしの間合いに入り込まれていて、ということがよくあります。

 

よく言われる「来る!」ではなく「来た!」と思わせないと、下がる隙を与える結果になってしまいます。

 

 

2、相手に「打っても勝てない!」と思われてしまっている

「剣道 馬場欽司」の画像検索結果

わたしが尊敬する国士舘大学教授の馬場欽司先生は「剣道は自分だけがうまくやろうとしてはいけない」とお考えだそうです。というのも、馬場先生の先生にあたる大野操一郎先生(範士九段)からの教えだそうです。確かに、剣道の理合いから紐解けば、相手にもその気、つまり勝つ気持ちを持たせないと理合いが成立しません。勝つ気持ちより避ける気持ちが強ければ一歩下がるくらいは出来てしまいますからね。

 

言い方を変えると「相手を引き出せていない」ということなんですね。

 

 

3、いずれにしても相手に選択肢を持たせてしまっている

皆さんも経験があると思いますが、本当にどうにもならない時って避ける余裕すらないですよね。

「打っても勝てない⇒避けなきゃ!」

「打ち込んでくるぞ⇒対応しなきゃ!」

 

と、選択肢ある状況を作ってしまっているんですね。なので相手に下がらせない方法は2つ。それをまとめます。

 

まとめ

方法は2つ。

 

1)相手に「どうすれば良いのかわからない」心境にさせる。

⇒迷っている時間が0.5秒もあれば、あちらが下がるより先に打ち込めます。その状態を作る。

 

2)相手を引き出す

⇒当然ですが、前に出れば下がれません。剣道の理合いの観点からも、ぜひ相手を引き出す剣道を心掛けたい。引き出すためにこちらから仕掛けて仕向ける。待ってはいけない。

 

 

 

この点を抑えて剣道に励みたいと思います。