稽古日誌

剣道高段者の攻めを真似して足を止めてはいけない

7段・8段クラスになると足が止まってても不思議と応じ返すことができるのは、もはや匠の技であり、我々剣道の基礎をまだまだ修養中の身としては、足を止めずにいたいところ。

 

でも、足はいつでも打てるようにしないといけないから動かさない方が良いのでは?

 

 

そんな疑問をわたしも持っていました。今日はそんなお話です。

 

剣道の高段者が足を止めても我々が止めてはいけない理由

冒頭の足はいつでも打てるようにしないといけないから動かさない方が良いのでは?という疑問から答えますと、足は動かさないといけません。理由は2点。

 

 

1)自分から相手の間合いに攻め込むことができないから。

「剣道 間合い 攻め」の画像検索結果

もちろん、ゆくゆくは相手が攻め込んできた(正確には相手が攻め込むよう、こちらから引き込む)ところを乗るようにしていきたいところです。しかし、立ち合い直後の初太刀から乗るというのは例え高段位の方々でも容易ではありません。修養中の我々は、場の流れを利用して乗るを使えれば今は良し、としても良いのではないかと思います。

 

であれば、今は自分から仕掛けて崩す、という技術を身につけていきたいところ。そのためには、機会を模索するために足を動かし、機会が見えたら仕掛ける、という動作を徹底して磨いていくことが剣道上達の近道と考えます。

2)自分の間合いを保ち、入り込まれないようにするため。

1)の逆のことですね。自分が止まっていれば相手が機会と捉えればズカズカと入り込んできます。時に剣道は、相手に気持ちよく剣道をさせないことも大事。相手が「なんだかやりづらいな」と思う距離から攻め口を取りに行くことも大事になるため、こちらも動かなければいけません。

 

 

足を動かすということは蝶のように舞い、蜂のように刺すことを求められている訳ではありません。いわゆる「逃げ足」は不要で、攻めるための足は大いに使うべきなのです。

 

3)間合いの攻防を見ればどちらが格上かわかる

「フライングボディプレス」の画像検索結果

プロレスでは、対戦相手の回りをぐるぐる回る人は「自分はあなたより格下」と言っているのと同じなのだそうです。剣道も同じだと思っています。

 

 

間合いを保つために足を左右に動かすのは大いにありです。しかし、左右にのみ開き続ける行為は、気づいたら攻め足が逃げ足になっていることは注意しないといけません。自分の準備さえできていれば、こちらが左右に開き、相手がこちらの間合いに不用意に近づいてきたところを乗れるわけですからね。

 

まとめ

高段者の方々は足を使わずとも、対処できる術があり、その過程の攻めや仕掛け、作りも習得されているので、表面的に止まって見えても実は内面では常に変化されているということだと解釈しています。

 

 

では、竹刀はどうなのか。竹刀も中心をピタッと取り続けることが大事なのですが、次回はそこを検証してみたいと思います。