稽古日誌

仕掛けて崩す剣道を目指すなら竹刀の握りは小指半掛けがベスト

構えを見直すと自分の剣道が劇的に変わる。

 

 

ということを数年前に道場の先生から伺い、稽古前には鏡を見て蹲踞から立ち上がりまでの自分の姿を確認するようにしています。

 

 

竹刀を握って21年経ちますが、わたしの構えって未だに弱そうなんですよね…。なんか窮屈そうにしてるというか…。

 

 

その「窮屈な構え」についてなんですが、ちょっと思うところがあって、今日は「窮屈な構え」の原因になりそうな話をしてみたいと思います。

 

 

 

剣道で言われる小指半掛けとは?

通常、左手の竹刀の握りはこんな感じ。

 

左手の小指を柄のギリギリまで握ることで竹刀が振りやすくなります。手の平全体で握っていますので安定感がでてくるから振りやすくなります。これが通常通りの握り方の利点。わたしも最初はこの握り方をしていました。

 

 

ところがですね、これはわたしだけなのかもしれないのですが、この握り方だと安定しすぎていて、手元の重心が下にあるような感覚になるんです。気が付いたら左手の位置がヘソから垂れネームの所属のところ「●●会」や「▲▲館」の位置にまで下がってる時があります。ここが原因で窮屈な構えになっているのだと考えています。

 

 

すると、どうなるか。

イメージで言うと打突する前にいつも「よっこらしょ」っと重いものを動かすような感覚があるので、こちらも竹刀を振り切れる気がしないんですね。

 

 

返し胴や出小手は重心が下にある感覚でも良いのですが(本当の出小手打ちをするならよくないですよ!)面や突きなど繊細な手の内を要求される打突には、どうにも難しいな、と感じています。

 

 

ちなみに、「繊細な手の内」とは握りの強弱や手首の返しの度合いのこと、とお考え下さい。胴打ちや出小手は相手の勢いを借りる技でもあるので、多少手の内が上手くいかなくてもなんとかなる技ですが、諸手突きなど常に握りっぱなしだと小さい的を捉えるのが難しくなります。

 

 

面打ちにしても手首の返しが重要。例えば、竹刀を握ったような左手で机に向かって「ドンッ!」と叩いてみてください。これはその時の左手は手首の返しが出来ず、止まっていますので面打ちも振り切ることが出来ない面打ちになってしまいます。

 

 

剣道は仕掛けて崩す。まずはここを覚えない限りは前に進めないと思っていますので、攻めの剣道を体得していきたい。

 

小指半掛けにすると重心が前になって技を出しやすくなる

具体的にはこんな握りです。↓が小指半掛け状態。

 

小指は半分しか握っていないので、あとの小指半分は柄のお尻を包んでいるような形になります。結果的に、竹刀の柄が手のひらで隠れるような握りになるのが小指半掛けのお特徴。

 

 

↓は通常の握りです。ピッカピカの柄革で比較してみると、真っ白な柄革が小指半掛けだと自分の手で隠れますが、通常の握りだと見えているのがわかります。

 

 

小指半掛け状態ですと、上述したように柄頭を小指のもう半分が支えて押し出してくれるような握りになってくれるおかげで、重心が前に出て技を出しやすくなります。

 

 

これは感覚なのですが、竹刀が立つような感覚を覚えます。すると、剣先が活きてきて相手にしっかりと竹刀を向けている、という状態になれている。気がしています。現に、小指半掛けにしてから、先生方に「やすやすと打てなくなったよ」と言われたので、この効果はあるのだと思います。

 

 

まとめ

いまのわたしは仕掛けて崩すを体得したいので攻撃力を重視しています。

 

しかし、人によっては竹刀操作を体得する時期である人もいますし、相手を引き出すことに注力されている時期の方もいらっしゃると思います。

 

 

剣道にはウルトラC級な方法が存在しませんので、ご自身の剣風に合わせて竹刀の握りも変わってくると思います。

 

 

中々仕掛けて崩すができない、攻めが足りない。と言われている剣道家の方々の参考になりますと幸いです。